mission001「稲刈り前に田んぼに降りてくる猪や鹿を捕獲せよ!」

清流長良川の支流、栗巣川の最上流部に位置する母袋(もたい)集落。栗巣川では春先からアマゴを釣りに訪れる人も多く、豊かな山と川に囲まれた集落です。

現在38世帯が暮らすこの小さな地域の中で、クラウドハンターを募集します。
この集落は、母袋(もたい)という名前の集落ですが、正式な住所ではなく地図にはありません。今は過疎高齢化も進むいわゆる中山間地域ですが、さかのぼること1300年、京へつながる鎌倉街道の宿場町として栄え、あの源義経も兄の頼朝から逃れるために通ったという謂れがあり、石碑も残っています。
数々の母袋伝説というお話も残っていますが、この話は、ぜひ実際に会って集落の方々に聞いてみてください。

ここでは、現在地域おこし支援隊という制度で北海道から移住した吉田雄輔さんが事務所として使っています。

彼は、郡上に移住して2年目で、現在は集落の祭りやイベントはもちろん、どぶろくの普及活動や小水力発電の取り組み、そして自ら罠の免許も取り、地域の活動を精力的に行っています。

彼の受け入れ母体となっている母袋ワクワク会、会長を務めるのは古清水 満さん。元々この集落の出身者ですが、自衛隊で勤務し約30年間は岐阜県各地を転々とし8年前にようやく退職して、帰ってきました。
満さんの明るい性格と行動力が、集落のみんなを仲良く楽しくけん引しているようです。

こちらはわくわく会事務局長の野田さん。みんなからは「ひでちゃん」と呼ばれています。

野田さんはUターンで母袋に戻ってきたのが12年前。役場のOBで退職後にトマト農家として新規就農しました。ひでちゃん自身もわなの免許を取得し、地域の獣害対策に取り組んでいます。
野田さん曰く「ここは、野生の王国です。カメラをかけたら7種類の動物がうつりました。最近はニホンジカが多いですね」

ここ母袋集落は地域づくり活動が盛んで、春は春には1800体ものお雛様が飾られる「母袋ひなまつり」。収穫のときに画が浮かんでくる「田んぼアート」の田植えと収穫。起こした田んぼで「泥んこバレーボール大会」、秋は文化祭に冬は忘年会などたくさんの催しを地元の方々が中心となって取り組まれています。

泥んこバレーの大会の後は、都市部から参加したチームを誘って毎回、打ち上げ(懇親会)をする。満さん曰く、「母袋は限界集落ではなく、宴会集落なんよ」外の人を受け入れる雰囲気は、この土地の風土として育まれてきたのかもしれません。

さて、そんな集落にも近年、猪や鹿が増え、田んぼや畑が荒らされる被害がでています。「10年前はイノシシやシカをほとんど見ることもなかった。集落中をネットで囲ったけど、被害が減らない」「増えすぎているので里に下りてくる分はとるしかない」「獲るにも労力がかなりかかる」と集落の皆さん自身、捕獲に対する覚悟はあります。

今回クラウドハンターとしての任務は一泊二日と二週間の自宅でクラウド管理。来ていただける方は2週間後の謝肉祭もあります。あっという間かもしれませんが、濃い時間を過ごせるはずです。
ぜひ、お待ちしております。

エリア 郡上市
募集職種 クラウドハンター
定員 20名
期間 9月22日(土)13:00 -21:00、23日(日)8:00-12:00 罠、カメラ設置体験
9月23日(日)-10月5日(金) 自宅でのメール確認、クラウド確認
10月6日(土) 13:00-16:00謝肉祭
参加費 19800円(税込)(2週間のプログラム費、現地での食費(9月
22日夕食、23日朝食、10月6日謝肉祭参加費もしくは捕獲できた肉の郵送費含む)
※初回限定特別価格
※宿泊は上記に含まれておりません。最寄りの宿泊施設、キャンプ場や野営できる場所をご紹介いたします。懇親会場は母袋キャンプ場のコテージ内の大広間です。
福利厚生 ・母袋集落で使用するくくり罠2基、3G機能付き赤外線カメラ1台を貸し出します。
※くくり罠はご持参いただいても構いません。
・期間中は無料でオンラインサロンにもご参加いただきます。(有料会員の方の払い戻し等はございません)
業務内容 ・作戦会議
・捕獲作戦MAP作り
・罠の設置場所の選定
・罠の監視
・懇親会、謝肉祭の参加
集合場所 郡上市大和町栗巣1930-1 上栗巣集会所
応募資格 以下の条件を満たす方
□山の恵みに感謝し、敬意をもって参加できる
・捕獲した獲物に対しては、苦しみやストレスを最小限にするよう努める
・捕獲した獲物は、美味しくいただく
□自然と人間の共生を目指す
・里に下りてくるなどの加害個体を捕獲対象獣とし、無駄な殺生はしない。
・人間のマンパワーが低下していて、地元が「なんとかしたい!」という主体性のある地域(集落)を応援する
□法令を遵守する
・法定器具を用い、安全に狩猟を行う
・狩猟法や各自治体の条例に基づき、実施する

□狩猟を通じて里山保全及び都市農村交流を楽しむ
・対象地域(集落)の住民と積極的にコミュニケーションとる
・募集主は、地域(集落)の住民であり、募集主の意向を尊重する
・困ったときは、コーディネーターに相談する
※本企画は地域との交流を大切に考えています。地域の食材(もちろんジビエも)を使った料理を囲んでの懇親会は作戦会議時と謝肉祭で2回予定しています。ぜひ、積極的に参加してクラウド猟師から地域の猟師へ根づかれることを期待しています!
募集期間 2018/07/20〜2018/09/16
採用予定人数 20名
選考プロセス まずは下記よりご応募・お問合せください
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書類選考(エントリーフォームよりご記入ください)
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採用(募集期間終了後1週間以内に連絡いたします)

・不採用理由についての問い合わせにはお答えできませんのでご了承ください。
その他 Q&Aなど詳しくはこちらの「クラウドハンターとは」をご覧ください。
ご質問などは、お問い合わせフォームより、お名前とクラウドハンターについてと明記の上、お問合せください
申し込み こちらからお申し込み下さい

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